組織人事コラム

研修内製化

2018.09.27

【研修内製化事例 テモナ株式会社様 Vol.7】次年度の講師は”今年の新人”に任せていく!?

次の新入社員に向けた研修では、今年の新入社員にも講師を任せられるようにしたいと考える皆川さん。

そんな次世代リーダー達の成長を強く感じると同時に、管理職層の成長も求められてくる今後についてお話し頂きました。


・新入社員、インターン組と非インターン組との意識の差


JAM:皆川さんが実際に教えられてみてどう感じましたか?

皆川:2週間フルで研修を行っていたので本当に大変でした。講師として立つということは模範にならなければ

務まらないので、頭も気もとても使いましたね。

その一方で、やっぱり教える方が学ぶ事は多いという事は体感しました。教える事の難しさや、

今年の新卒9人の多様な物事に対する捉え方なども加味しながら進めていく研修の工夫であったりと、

学ぶことが多いと感じました。


特にうちの場合はインターンをしていた子としていなかった子とで半々に分かれていて、

入社1週間後に両者が意識の差で揉めたことがありました。インターンをしていた子達はやはり意識が高いので

もう少し緊張感のある雰囲気を求めていたのですが、学生から社会人になって1日、2日目の子達は

そこまでは求めておらず、慣れていく段階という差がありました。

でも、僕は最初から上に合わせるということよりも下から底上げしていくと決めていたので、

インターンをしていた子達に対してはむしろフォローして欲しいと伝えていましたね。

このような、状況の異なった新入社員に対しても同じ研修をするという難しさは講師をやってみて感じました。


JAM:実際にインターンをしていた子達に対して「フォローに回って欲しい」と伝えられたと思うのですが、

その後の変化はありましたか?


皆川そうですね。インターン組と非インターン組を上手くまとめてくれていた子がいて、

実はその子はインターンをしていなかったのですが、その子が中心となって動いてくれているおかげで

団結力を高めていっていると感じますね。本当に皆の成長が早いのでインターン組も非インターン組も、

もう横一線になってきています。


JAM:素晴らしいですね。来年は彼らも研修講師を担っていくのでしょうか。


皆川そこはまだ設計中なのですが、研修の構成を組むことは僕が担っていくとは思うのですが、

教える役割は僕が半分から4分の1くらいを担い、その他は今年人事に配属になった

新卒の子に挑戦してもらいたいと考えています。


・成長意欲の高い新卒と組織との関係性~管理職層の成長も同時に求められている~



JAM:その後新入社員の方々は順調に成長されている感じですか?


皆川そうですね。新入社員皆の成長意欲というものは本当に強く感じているのですが、

反対に組織が成長への足枷になっているのではないかという懸念が生まれてきている様に思います。


JAM:皆はもっと成長したいのに、ということでしょうか。


皆川:はい、彼らの成長意欲や成長に対してのアクションというのは見ていて間違っていないですし、

年々レベルが上がっていると感じているのですが、そうなった時に管理職層の体制が整っていないという現状が

ありますね。新卒側の研修も必要ですが、管理職層の教育をしていくことも同時に求められていると感じています。


JAM:受け入れて、マネジメントしていくという体制も同時に整えていく必要がありますよね。

新入社員に対して、メンターなどの制度はどの様に運営されているのでしょうか?


皆川チーム内メンターがいて、チーム外メンターもいます。チーム外メンターの役割は、チーム内では

言いにくい内容や本質的な課題に対してヒアリングする形で運営していますね。


JAM:ちなみにメンターを担っている方はどのくらいの層の方ですか?


皆川リーダー以上の層が見ていますね。


JAM:なるほど、それを担う方は上司の推薦などで選ばれているのでしょうか?


皆川チーム外メンターは人事によって選ばれていて、チーム内メンターに関してはチーム内の裁量で

選抜しているという形ですね。メンター制度に加えて、新入社員とは1対1で月に1回面談をしています。


JAM:前回のインタビュー時に1on1をやっていきたいと仰っていましたが、実際に実践されているのですね、

素晴らしいです。


皆川:ありがとうございます。面接の時はこちらから質問をするというよりも、新入社員達の話を

「聞く」ことを意識しています。その中で本当に気なった部分だけ直属の上司に共有するという形ですね。


JAM:面談で上がってくる内容としてはどの様な傾向があるのでしょうか?


皆川:先ほど組織が成長への足枷になっているのではないかという話をしたと思うのですが、

やはり新入社員の子達は、やりたい事に対してストップをされている感覚を持っていると

面談の時には言葉の節々から感じています。そして、本人達が課題に感じる部分は新卒らしいなと思うのですが、

だんだんと業務のボリュームが増えてくる時期なので、タスク管理を課題と感じているようです。


JAM:新卒とはいえ、皆さんもう第一線で働かれているわけですからね。


皆川:はい、そうですね。


JAM:皆川さんはそれぞれメンターの方とは繋がっているのですか?


皆川繋がってはいるのですが、メンターから新入社員の話を聞くということよりも僕自身が聞いた話を

メンターに持っていくということが多いですね。会社内が統一して新入社員を育てるという意識はあるのですが、

それが何か現実的にという話になるとまだまだ固まっていない部分が多いという課題があるので、

実際に戦略といったレベルで一丸となって取り組んでいかなければならないと考えています。



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